【紙との再会】

8月頭のこと。
私たちTsucuriteは紙を探していました。
東京だったら世界堂や竹尾へいくけれど、常滑ではそうもいきません。
紙を買えるのは100円ショップ、ホームセンター、イオンの文房具売り場しかないんだもの。
こういう時に都会のありがたみを感じますな。
と、それはさて置き、竹尾さんに相談したところ紹介してくれたのがこちらのお店、紙の温度。
名古屋にある老舗紙屋さんです。
(店内は写真NGなので外観のみ。残念。)

店内は決して広いわけではありませんが、輸入紙も取り扱っていて、この辺りではかなり貴重なお店です。

その中で私と相棒のテンションが上がる紙がありました。
「これ綺麗だわ!」
と揃って気に入った紙。
かなり高価な輸入紙なので、
「今秋からのトライアルでは採用できないけれど、
来年からの本番ではこの製紙メーカーの紙を使おう。」
と決めて帰りました。

そして帰宅し、この製紙メーカーについて調べていたら、NYのあるチョコレート屋さんの包装紙にも使われているメーカーだということが発覚。
それは私が2年前にNYで
「これおしゃれー!!!」
とジャケ買いして相棒へのお土産にしたチョコレート屋さん。
その時相棒も
「これおしゃれー!!!」
と言っていたものでした。
この偶然が発覚した時点で、
「値段が高くても、これを使えってことだね。」
と採用決定。
運命には逆らわないのである。

というわけで、
その紙を包装メーカーさんに送って、オリジナルの箱を作りました。
自画自賛のこの箱に入った新作お菓子は9月半ばにデビュー予定です。

コストを削減できるところはちゃんと削って、
お金をかけるところにはちゃんとかけていいものを作る。
このお菓子が並ぶ日を誰よりも楽しみにしているのは私ですな。