【有機的な形に惹かれる】

最近、はまっている絞り出しクッキー作り。
春の桜クッキーを作るために練習をしていたところ、
失敗した時のランダムな形が妙に気に入ってしまったのがきっかけです。

写真はモンブラン口金で絞り出したクッキー生地。
その動きがまるで生き物みたいに見えて、
私が好きな苔、菌類、葉っぱ類などに近く感じられました。
グリッドでピシッと整形されたものも好きですが、
どうやら私はこの有機的な形にゾクゾクするらしい。
と言っても、Casa Milàにはあまり好奇心が強いわけではない。

35年一緒にやってきた自分について、知らないことがまだまだたくさんあるなと感じています。
自分が心惹かれるものや嫌悪感を抱くもの、
自分の強みや脆い部分、
自分が心地いい場所や疲労感を感じる場所。

例えば不可抗力(相棒が野良に餌付けした)で猫を飼い始めなければ、
「猫との暮らしを楽しめる自分」
には気付かなかっただろう。
今では猫なしの生活なんて考えられないほどに、彼らが大切な存在になっています。

「人生、何があるかわからないから楽しい。」
という人もいますが、
一見ハプニングと思えることも必然なんだろうな。
その人が描いている姿に近づくために必要な事柄が起きているという意味です。
逆を言えば、
「どうせ私なんて。」
と自分の将来を悲観していたら、そういう未来に向かって周りの出来事が動くんだろうなと。

我が家は相棒と私がお互い自由にやっているのはいいことですが、
共通の趣味や話題が少なかったので、
猫と暮らし始めてから” 家族 “という感覚が強くなりました。

少し脱線してしまいましたが、
自分の感覚や直観、そして流れに逆らわらず、素直に生きたいなと思っている今日この頃です。