【マフィン作りで人間の感覚の正確さを実感する】

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写真はCommon Lifeさんに納品させていただいている
いちごとココナッツミルクのマフィン。
ココナッツミルクといちごを練り込んだ生地の上に軽く煮たいちごジャムが乗っています。
隠し味はトルコ産乾燥ミント。
後味に爽やかさを残してくれます。

私が使っているのはシリコン製のカップ。
この小さなマフィンは高温短時間焼成。
金属製の型だと周りが硬くなりすぎるので、適度に保水してくれるシリコン型をチョイスしています。

マフィンを作る時、一つ一つ重さを測って焼型に入れていく時、
脱サラしてベーグル屋さんに入った時のことを思い出します。
先輩に
「この生地は132gづつ、これは126gづつ分割だよ。」
と教えてもらっても、
感覚がつかめずスムーズに出来ませんでした。
先輩達は1回やって感覚をつかみ、2回目からはスムーズに分割できていて、
たまげた思い出があります。

しかしですね、人間の感覚と慣れはすごい。
今では私もヘラでひとすくいして型に入れると、
90%の確率で誤差1g以内に収まります。

慣れってすごい!
人間の感覚の正確さを実感しつつ、
お菓子屋を続けられるありがたき状況に慣れてはいけないと肝に銘じるのでした。